フォトグラファー・岡本尚文

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写真集『沖縄01 外人住宅 OFF BASE U.S. FAMILY HOUSING』

岡本尚文写真集 沖縄01外人住宅

著者:岡本尚文
定価:5250円(税込)
上製:80ページ 280mm×280mm

編集:畑中章宏
装幀:名児耶肇(warren)
製版:谷口倍夫
テキスト:小倉暢之(琉球大学工学部教授)
地図作成:尾黒ケンジ
翻訳:末岡秀子
印刷・製本:株式会社 サンエムカラー
発行所:有限会社ライフ・ゴーズ・オン
発行人:岡本尚文
〒154-0002
東京都世田谷区下馬2−26−15下馬ハイム108
TEL 03-5486-8889
ISBN978-4-9904437-0-2
©2008 岡本尚文

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 表紙・造本の細部ディテールを写真クリックでご覧になれます。

「アメリカへの憧れと反感を象徴するかのように建つ「外人住宅」、そこに写り込んでしまう沖縄の光、風、植物がミックスされた絵画のような写真。
クレオール語がもし東洋で、宗主国をアメリカとして、写真メディアの中で生まれたならば、こういうものになるのかもしれないと思った。
福生・相模原・横浜と、東京郊外の米軍ハウスに親しんだ同世代として、沖縄の中にそれを見つめる目が新鮮で、印刷・製本とも質の高い写真集です。」

小畑雄嗣(写真集『二月』著者)

1945年、沖縄戦終結。戦死者およそ20万人。
沖縄は日本の独立の代償としてアメリカに提供され、米軍による軍事的支配が始まる。
1946年4月、沖縄民政府設立
1950年6月、朝鮮戦争勃発
1952年4月、サンフランシスコ講和条約と日米安全保障条約が発効。
日本は独立するが、沖縄は日本から切り離され、米軍の施政権下におかれる。
いわゆる「Key Stone of the Pacific太平洋の要石」として、冷戦下の軍事的拠点となる。
1960年、ヴェトナム戦争勃発
1972年、沖縄返還

こうした戦後沖縄の歴史の中で、「外人住宅」は必然的に誕生した。
「太平洋の要石」として沖縄の基地は増強され、同時に軍人軍属およびその家族も増えていった。
そのため基地内の住宅施設ではそれらの人員を収容しきれなくなり、民間による外国人(アメリカ人)専用の賃貸住宅が建設されるようになった。

この写真にあるコンクリートスラブのフラットルーフ、鉄筋とコンクリートブロックを使用した「外人住宅」は1958年頃から建造され、以後1970年前半まで増えつづけた。
「外人住宅」は基地周辺に存在した。その北端は石川市(現在のうるま市)、南端は佐敷町であったが、嘉手納や普天間などの大規模な基地を抱える中部を中心に多くの住宅が建設された。
軍の要請による「外人住宅」の建設には土地建物の広さ、素材の選定や間取り、付帯設備など様々な条件が義務づけられ、沖縄の民間業者は米軍指導のもと、手探りで住宅建設を開始した。
代表的な住宅は、一戸あたりの総面積が約300m²。そこに100m²前後の建物、エアコン付きの3ベッドルーム&リビング、キッチン&バス、それにユーティリティールームと呼ばれるメイド用の作業ルームが備わる。それ以外の敷地は広々とした芝生のガーデンと駐車場として使用された。

沖縄とアメリカ。それは、沖縄の人々が自主的に選び取ったものではなく、戦争と占領によって強制的に出会わされた。そして、60年以上たった今も続く「占領」と暴力。
アメリカとの間で、逆説的に産まれた「文化」。そして、沖縄と写真を思考すること。
その始まりとしての「沖縄01『外人住宅』」。

岡本 尚文



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インスパイア

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